山口絵理子さんの『裸でも生きる』を読んで、なんだか急に元気になって、世界が明るく見えてきました。
なんて単純な私!(笑)
山口さんが立ち上げた会社は、Motherhouseというカバン屋さん。
バングラデシュ発のブランドを創りあげた人。
お逢いしたことはないけれど、著書から伝わってくるのは、山口さんの素直さ。
世の中に光をあてている人たちに共通するのは、素直さだと、私は思います。
Motherhouseが立ち上がるまでの山口さんが綴ったストーリー、途上国発のブランドというコンセプト、ビジネスに軸を置きながらも、社会貢献も意識した理念。
私はMotherhouseがとっても好きです。
好きになったのは、私には青年海外協力隊としてアフリカのザンビアで2年間過ごし、配属先だった航空専門学校でコンピュータコースの立ち上げをした経験があって、山口さんが著書で書いている経験や想いに、素直に共鳴しているからです。
私は協力隊に行く前は、帰国後はJICAのような国際協力を行う機関で働きたいと思っていました。
けれども2年間の協力隊活動中に感じていたことは、私自身がもっとなにか世界に提供できるものをもっていたいということと、民間の力がより必要だし、民間、言い換えるなら、ビジネスを通してなにかをやっていきたいということでした。
山口さんが著書のなかで明かしてくださっていることと、協力隊活動中に私が感じていたこととは本当に共鳴していると感じました。同じことを私も感じました、って。
バングラデシュ特産のジュートという生地を使った商品が、私はとっても好きになって、本店ではパスケースを、新宿店では財布と小銭入れとしてポケットケースを買いました。
毎日、持ち歩くのがとっても幸せです。
どちらもジュートを使ったナチュラルな素材感が出ているもので、そのナチュラルさが私の雰囲気にとても合っているみたいです。
新宿店の店員さんとお話しながら財布を選んでいて、表の生地がジュートの財布と、皮の財布とを見比べていて、やっぱりジュートの財布かな、と決めたら、その店員さんは、私が持ったとき、ナチュラルな感じのものが合っている(ジュート生地の感じが合っている)と私に言ってくれました。
財布を手にとってみたときに、私の雰囲気に合っていると言ってくれたその店員さんの言葉がとても心に残りました。
手にとったときに私の雰囲気と合っているか、着てみたときに私の雰囲気と合っているか。
自分の雰囲気に合ったものを選ぶと、もっているモノの存在感も輝くし、私自身の雰囲気もとても幸せな感じになるんだと思います。
自分の雰囲気に合っているかどうか、店員さんとお話しながら選んだり、誰かにプレゼントを贈るときには、その人の雰囲気を感じてみて、贈ろうとしているものがその人の雰囲気に合っているかどうかということを感性で感じ取ることは、私たちの幸せ感につながっているんだと気がついた日になりました。
私にとってのキーワードは、
"ナチュラル感"
なのかな、と感じました。
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Today's Photo:
"雰囲気"[仙台市天文台](21st September 2009)
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