Message: "しっくりこないときは、意味がある。そういうときは、考えることをやめて、感じてみる。こたえは、いま、この瞬間にある。"[豊受大神宮(外宮)](4th September 2009)
これまではあまり思ったことはなかったのですが、今回の伊勢の旅で気がついたことがあります。
私は、自分の感覚がひらいているとき、自分の本質とつながっているとき、直感をとおしていちばんいい方向性を見せていただいているとき、そのときの自分の感覚を取り戻したくて、自分の本質的なエネルギーに近い場所を選んで旅をしているだな、って。
伊勢を選んで旅に出ているときは、そのときの私に起こっていることを、私が受け入れていなくって、私の心で感じ取れる範囲が狭くなってしまっているときです。
伊勢は、その土地を訪れる人を、そのままに受け入れ、よくぞ来てくださいました、ありがとうございます... そんな風に、人を受け入れてくれる、とても優しく、おおらなかエネルギーを感じる場所です。
Message: "そのままで、いい。あなたは、あなたでいてください。あなたは、なにも変える必要はありません"[皇大神宮(内宮)](6th September 2009)
旅をして歩いていると、自分の感覚とつながって、いろいろなことを感じます。
いちばんよく感じる感覚は、生きていてよかったな、いい感じの人生だよな、という感覚です。
私はある本で、こんな言葉を目にしました。
あぁ、そうなのかもしれない... と、ストンとハラに落ちた言葉です。
それ以来、人生観が少しずつ変わり、自分に対する接し方も、人に対する接し方も、柔らかくなっていきました。
"あなたはなにも変える必要はありません。変える必要があることがあるとすれば、それは、あなたが、あなたを変えなければならないと思っていることです"
この言葉をハートに置くと、もしかしたら、自我からの抵抗が起こってきて、葛藤が出てくるかもしれません。
それは、人生のなかで調和、バランスを失っている部分があって、この言葉によって光があたるからだと感じます。
この言葉をハラに置くと、スッと、落ち着くと思います。
ハラは、私たちの本質と繋がり、大いなる魂とつながる入口だからです。
Message: "ハートは調和。ハラは本質"[皇大神宮別宮 瀧原宮](6th September 2009)
旅するとき、私はあまり計画を立てません。
私の人生もそんな感じなのですが...
けれども、この言葉、本当は半分の真実しか伝えていません。
旅でも、人生でも、私たちはどこに行きたいのか、どこに向かって進んでいるのか、知っているのです。
私たちは、本当はすでに知っている、旅の行き先、人生の行き着く先について、すでに感じて知っていることを、わざわざたしかめようとするのかもしれません。
流れとともに進んでいる感覚や、安心感があるときというのは、私たちがすでに知っている、これから向かう先につながる流れに、私たちが乗っていることを教えてくれているのかもしれません。
(つづく)