2002年4月~2004年4月まで、アフリカ・ザンビアに青年海外協力隊コンピュータ技術隊員として赴任していました。
ザンビア航空専門学校(ZASTI)への配属でした。
私はザンビアで需要が高まっているICT(Information and Communication Technology)コースを社会人や学生向けに創設することを配属先とJICAに提案しました。
基本的なコンピュータスキルを身につけていることは、ザンビア人がキャリアアップや就職する際に非常に役立つからです。
配属先もJICAも非常に関心をもってくださり、コンピュータの導入、インターネットアクセス環境の構築、シラバスとテキスト作成、コース創設に関する配属先へのコンサルティング、実際のコースを想定したテストコース開講など、様々な活動を思うままにさせていただきました。
異文化であるザンビアでは日本流、ときには欧米流の価値観、考え方をもちこむ私のやり方はなかなか機能するはずもなく、いろいろ葛藤する日々でもありました。
なんとかICTコースを開講するためのインフラ部分の準備が整い、私の後を引き継ぐ隊員も着任し、帰国しました。
あれから4年半の月日が流れました。
私の配属先、いまどうなっているんだろう。
そんな想いが私の心をふっとかすめました。
私の配属先をGoogleで検索したら、ちゃんとホームページも存在しているではありませんか!
ホームページを覗いてみるとなんと!驚いたことに、当時私が想定していたような、ザンビアでのICTへの要請に見合うコースが開講されているではありませんか!
私が赴任していた当初は、学校長や副学校長など配属先のマネジメント層の方たちが、ICTコースをザンビア国内で積極的に展開していこうとする姿勢をあまり感じることがなかったのですが、コースが開講されていて、しかも当初よりも内容が充実しているように感じられ、とっても嬉しくなりました。
当時、配属先の方たちやJICAの方たちと築いた基盤がいまでもちゃんと生きていて、それがさらに発展をみている!
本当に嬉しいことです!
自分の足跡を感じることができて、とっても嬉しくなってしまいました。
ほんとによかった。
2年間いろいろ葛藤したりしたけれど、行った甲斐があったなって感じました。
国際協力に携わる喜びはそのときは感じられなくても、いつか将来、何年後かわからないけれども、こうしてめぐりめぐって還ってくるものなのかもしれない。だから、関わっているときはただ目の前にあること、目の前にいる人を大切にして、結果に執着しないで、日々たんたんと、瞬間瞬間を大切にしていけばいいんだなって感じています。
帰国してから4年半が経ちましたが、私のなかで少しずつ、ザンビアでの2年間の体験が昇華されてきている感じがしています。
あの2年間で私の人生と関わりをもってくださったすべての人たちに、心から感謝申し上げます。
ありがとうございます。
Zambia Air Services Training Institute [ZASTI] (配属先だったザンビア航空専門学校です)
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Today's Photo:
"Far away"[Intercontinental Hotel, Lusaka, Zambia](30th March 2004)
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