女王の教室スペシャル エピソード2 ~悪魔降臨~を観ました。
ここにも心に響く言葉がありました。
いまの私の状況に光をあててくれるシーンがありました。
キーワードは、"第3の道"です。
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阿久津真矢先生(天海祐希さん)のところに、6年3組で受けもった生徒、真鍋由介(松川尚瑠輝)がやってきます。
中学の担任の態度に腹を立てた由介の友人が、担任に仕返しをするために、誰もいない夜間の職員室に忍び込み、職員室で大暴れする事件を起こします。一緒に仕返しを企てたものの、友人を止めようとした由介が真矢のもとを訪れ、相談しているシーンです。
~ 教職員再教育センターに向かう真矢に由介が相談する ~
由介: 「・・・ それで担任、激怒して、取調べみたいなこと始めちゃって。犯人見つけるまで絶対許さないって。知ってて黙ってる奴も同罪だ、とか言って。」
真矢: 「それで、自首したの?」
由介: 「あぁ、俺はそうしようって言ったんですけど、友達は絶対バレないからだいじょうぶだって。でも、そいつ1年ダブってるから、いろいろ問題起こしてるし、もしそれがバレたら施設とかに送られちゃうかもしれないんですよ。先生、俺どうすりゃいいんですか。」
真矢: 「もう答えは出てるじゃない。」
由介: 「えっ?あの、ちょっ、ちょっと先生!」
真矢: 「嘘をつくのもイヤだし、友達のことを告げ口するのもイヤなんでしょう。だったら、どちらもしなきゃいいじゃない!」
由介: 「えっ?どういうことですか?あぁ、ちょっ、ちょっと先生!」
~ 教職員再教育センターから出てくる真矢に由介が相談する ~
由介: 「アロハー、先生!神田はもう悩み解決したんですか?」
真矢: 「そうみたいよ。」
由介: 「実は、おれも解決したんです。」
真矢: 「友達が悪いことをしたのを知ってて、嘘をつくのもイヤだし、友達を売るようなこともしたくないって言ってたわよね。一体どうしたの?」
由介: 「先生、教えてくれたじゃないですか。どっちもイヤなら両方しなきゃいいって。だから・・・」
真矢: 「だから?」
由介: 「俺、犯人を見たけど、目悪いし、暗かったから、誰がやったかわかりません、って言いました。嘘つかないで友達裏切らないようにするには、それしかないかなって思って。」
真矢: 「いい加減目覚めなさい!あなたのやっていることは、ただ現実から逃げているだけじゃない。そんな自分を誤魔化すようなバカな真似をしてどうするんですか!」
由介: 「だって、先生が・・・」
真矢: 「私が言ったのは、もし2つの選択肢があって、そのどちらも選びたくないときは、第3の道を探せということです。口で言うのは簡単だけど、そんなものはなかなか見つからないかもしれない。見つけたとしても、つらくて苦しい未来が待っているかもしれない。でも、自分が正しいと思った道を行けば、あの時ああすればよかったなどと後悔はしません。いずれ周りの人もわかってくれます。」
由介: 「えっ?」
真矢: 「わかってくれなくてもいいという覚悟ができます。そうやって人間は強くなるんです。そういう第3の道を探すために、人間の頭脳はあるんです。自分に嘘をついて、なにもしないのなら、人間である必要なんかありません。」
由介: 「ちょっと、先生!先生はいつからそんなに強くなったんですか?俺より、何倍もつらい思いとかしてきてるんでしょ?最初に再教育センターに行った時とか、めげたりしなかったんですか?教師やめようとか思わなかったんですか?」
真矢: 「・・・」
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自分に素直に生きようと決めて、人生の軌道修正をするなかで、それまでの自分のあり方なら出逢うことがなかった壁にぶつかることがあります。
新しい人生フェーズに入ろうとしているのですから、それまでの人生への対処の仕方ではうまくいきません。
そこで、このまま努力して続けようか、それともあるところまでやってもうまくいかないなら途中でも引き返そうか。
私はそれまでの人生での対処の仕方を続けているからうまくいかないのに、このような2択で状況を判断してしまうことがあります。
私には本当は、2択を超えた立体的な視点である、第3の選択肢、第4の選択肢、第5の選択肢・・・を検討することが求められているのです。
第3の選択肢を見出す作業は、思考のみでは光を見出せないことが多いです。
直感、インスピレーションといったまるで未来からやってくるように感じる情報を受け取り、その情報を信頼し、行動してみることが求められます。
情報を感じ取り、行動し、結果を観て、そのときやってきている流れを知る。転機のなかを進むときはその繰り返しです。
自分に素直に生きるとき、はたから観ると場当たり的で、ずいぶん不器用なあり方に観えるかもしれません。
けれども、本人は心の深いところで感じ取っています。
だんだんどこかに近づいている、と。
しかもそのどこかとは、魂が求めている方向にあり、魂からハートを通じてメッセージを通じて受け取り続けている目的地である、と。
私の好きな言葉に、
"迷ったときは光を感じる方向に進みなさい"
"ハートの声に従いなさい"
という言葉があります。
第3の道を探せとは、自分の感覚を信じて進みつつ、思考の力を借りて情報をストックし、軌道修正を微調整していく、という意味かもしれません。
私はいま、第3の選択肢を見出しながら道を切り拓いていくこのプロセスを楽しんでいます。
私の大好きなエンディングです。
p.s. 女王の教室のエンディングです。天海祐希さんの踊りが本当に素敵で大好きなんです。
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"贈り物は未来から届く"[銀座駅](15th December 2008)
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