今日、私は元気をなくしていました。
ちょっと疲れたな、という気持ちで塾のひとコマ目の生徒を待ちました。
前回、国語の授業を受けもった小学3年生の女の子でした。
漢字をノートにデッカく、はっきり書く女の子です。
男の子にも恐れられているくらい、はっきりした感じの子です。座り方からも、なんとなく態度のデカイ感じが伝わってきます。
私はなんとなく、あぁ、今日最初のコマがこの子でよかった、と思いました。
エネルギー低いとき、私は無理をして自分を鼓舞したりはしません。
疲れているとき、つらいとき、さびしいときは、そんな風に感じている自分を抱きとめるような気持ちで自分を大切にします。
そんななか、その子の漢字の宿題の丸つけをしていたとき、ふっとこの子がもうすぐ卒業する6年生を送る歌の歌詞を口ずさみました。
"人は空より高い 心をもっている
人は海より強い 心をもっている"
この歌詞に、私の心はもちあがり、この子のおかげで今日、私は救われた、と感じました。
「その歌、なんていう歌なの?」
と聞くと、'空より高く'という歌だよ、と教えてくれました。
「その歌、すっごくいいね。もう一回、歌ってみて」
とお願いしました。
"人は空より高い 心をもっている
人は海より強い 心をもっている
・・・
あとは、忘れちゃった"
この子が口ずさんだ歌詞は、実際の歌詞とはちょっと違っているのですが、私はこの子がこの歌詞を口ずさんだとき、思わずその場で泣きそうになってしまいました。
心のなかで、ありがとう、と言いました。この女の子に、そして、元気をなくしている私を励まそうと、この子を遣わしてくださった天に。
この子が口ずさんだ歌詞を聴いた瞬間、あぁ、ありがとう、今日、生きていてよかった、と素直な気持ちが沸いてきて、元気になりました。
この子のおかげで、この子が口ずさんでくれた歌詞のおかげで、私は今日、元気になりました。
ありがとう。
空より高く
"人は空より高い 心をもっている
どんな空より高い 心をもっている
だからもうだめなんて あきらめないで
歌ってごらん 信じてごらん
君の心よ 高くなれ
空より高く 高くなれ
人は海より深い 心をもっている
どんな海より深い 心をもっている
だからもういやだなんて 背を向けないで
見つめてごらん 信じてごらん
君の心よ 深くなれ
空より深く 深くなれ"
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Today's Photo:
"空より高く"[The Chalice Well, Glastonbury, England](17th October 2007)
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