都立高入試が終わり、合格発表が行われました。
アルバイトという立場ですが、講師として最後まで受験生に関わることができたことが、いまの私のなかで、とても温かい思い出として刻まれました。
何回か関わり、印象に残っている生徒のなかで、志望校に合格できなかった生徒がふたりいました。
とても残念なのですが、このふたりにとって、いま、いちばん必要なことが、いちばんいいタイミングで起こっている。
そう思います。
受験直前になって、自信をなくしていた優秀な生徒もいました。
受験直前、授業の最後で、その子からぽろっと、本音が出ました。
「最近、ぜんぜんダメなの。」
受験の時期は、自分の心の動きが繊細になり、いつものように力を発揮できないこともあります。
いかに問題を解くか、ということよりも、その子にその時いちばん必要なかたちで寄り添うようにお話をするという、一見、ささいなことが実は、いちばん必要なことだったりします。
私は人の感性に過敏なほどに敏感なので、どんな心の状態にあるのかが、横に座っているだけで伝わってきます。
私は講師としてよりは、むしろ、セラピスト、ヒーラーとして関わることにコミットしていたら、もっとその子たちの本来の力を解き放つお手伝いができたかもしれないな、と思います。
その子を癒すのではなく、その子は自らを解放し、自らが望む人生を切り拓くことができると、思い出すきっかけを創り出す存在、それがセラピスト、ヒーラーだと思います。
結果はどうあれ、人生の大きな転機を通り過ぎている生徒たちに、短い間であっても関わることができたこと、本当に思い出深いです。
ありがとう。感謝しています。
2009年、とってもいいスタートを切れたことを感じさせてくれる2ヶ月でした。
本当に、ありがとう。
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Today's Photo:
"それぞれに羽ばたく"[The Chalice Well, Glastonbury, England](17th October 2007)
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