これも、マトリックス・エナジェティクスのセミナーに参加して気がついたこと。
ある参加者が、自分が抱えているいろんな困難についてステージで話していた。
その女性は、こんな話し方というか、説明の仕方をしていた。
「私は、○○○のせいで、▲▲▲な状態なんです」
っていう感じ。
つまり、その女性は、自分が体験していること、症状として自覚していることについて、ひとつひとつ、因果関係を付け加えて説明しているわけ。
その話を、マトリックス・エナジェティクスの創始者のRichardは、話を途中で遮り、こう言った。
この話も、私の人生の方向性をおおきく変えた。
「あなたは、自分の症状について話すとき、私は○○○だから、私は▲▲▲だ、という話し方をしている。それは、○○○ということと、▲▲▲という状態を結びつけることになる」
つまり、こういうこと。
その女性は、わざわざ自分の思考で、「私は○○○」と「私は▲▲▲」とのつながりを生み出しているわけ。
思考でそういうことをすると、因果を生み出し、ふたつの関係性を強化することになる。
これを聴いて、これはすごいことに気がついた、って、私は感じた。
つまりね、自分の人生に因果関係をつけていることをやめれば、人生は、あらゆる可能性にひらく、っていうことだと感じたの。
同時に、自分が心地よくないと感じていることを、もう、体験したくないと感じるなら、自分の信念、人生の因果として受け入れていることを、崩せばいい、っていうことだと感じたの。
この女性の例で言うと、こうなる。
「私は○○○」
だから、
「私は▲▲▲」
このふたつを関係づけている「接続詞」をはずす。
つまり、
「私は○○○」
「私は▲▲▲」
という、ふたつの事象をつないでいる「接続詞」である、
「だから」
を意図してはずしてみる。
そうすると、それぞれが独立した事象となる。
ふたつは、関わりなく、ただ、宙ぶらりんに存在していると、軽やかに意図してみる。
そうすると、不思議なことが起こる。
このふたつの想いの関係性が、軽やかに崩れ、新しい可能性が、その人のなかに風のように吹き込んでくる。
そんなときだ。
奇跡が起こるのは。
それからさらにね、
「私は○○○」
「私は▲▲▲」
という自分の考えに対して、あ、私は、
「私は○○○」
「私は▲▲▲」
っていう考えをもっているんだな、って軽やかに観察すると、そこでまた、新たなる奇跡が起こる。
それは、
「私は○○○」
「私は▲▲▲」
という考えがあったがゆえに存在していたブロックが消え、想いもよらなかった奇跡が起こる。
まとめようか。
つまり、こういうことだ。
「私は○○○」。だから、「私は▲▲▲」だ。
このふたつの因果関係を崩すために、接続詞の「だから」をはずす。
すると、「私は○○○」と「私は▲▲▲」は、それぞれ独立した事象となる。
つまり、このふたつは、なんの関連もないものとなる。
これだけでも、奇跡は起こる。
さらに、もっとすごい奇跡を体験したいなら、それぞれの事象、「私は○○○」と「私は▲▲▲」という事象についての考えを、一切、手放し、判断をせず、そのまま放っておき、意味づけをしないでいる。
そうすると、自分のこれまでの思考に制限された現実の枠がはずれ、あらゆる可能性が、流れ込んでくる。
私は、マトリックス・エナジェティックスでこのやりとりを目撃して、奇跡が日常茶飯事に起こる条件に気がついた気がした。
試してみてください。
私は毎日これをやって、心も身体も軽やかに解放しています。
それが、本当にいい感じなんです。
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Today's Photo:
"軽やかな意図"[逗子](18th July 2011)
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