"すべての人のPath(人生)が、Self Mastery(自分を知ること、自分を極めていくこと)へとつながっている。だから人は、違っていていい。"
これは私が今年、勉強会、ワークショップ、プライベートセッションで多くの人と出逢い、私自身が自分を見つめざるを得ない数々の体験を経て気がついたことです。
生まれも育ちも、あらゆることをひっくるめて、自分自身を受容できたとき、私たちは、自分がどこへ向かっているのかに気がつき、自分がいったい何者なのかに気がつく、という意味です。
生まれも育ちも人生経験も人それぞれ異なりますが、ひとつひとつ自分で受容していくと、人はなにかから解放されていきます。
そのなにかとは、自分で自分に課した制約であったり、周囲の環境との関わりのなかで自分に植え付けてしまった杭を指します。
人それぞれ、人生の出来事をどう受け止めるか、感じるか、どう対処するのかは異なります。
その違いが、ときには、人との関係性に影響を与えることがあります。
その違いがあるために、私たちはストレスを感じてしまいます。
ストレス状態での関わりから生みだされるのは、さらなるストレスであり、自分自身にとっても、その人にとっても、あまり望ましいとはいえない、ネガティブな意味でのThe Law of Attraction(引き寄せの法則)を作動させます。
けれども、私たちが、違いがあることに素直になり、自分自身のあり方によっては、相手に違和感を与えていることに気がつき、自分からその違いを受容するようになると、自分自身がどうしてストレスを感じているのか、どうして相手がストレスを感じているのか、そこに気がつけるようになっていきます。
自分自身にも、相手に対しても、ひらいた心のあり方をしていくと、自分自身との関係性も、人との関係性も、変化していきます。
より正確な表現を心がけるなら、たとえストレスがかかる状態に直面しても、自分自身の安定した状態を回復し、その結果、人との関わりを適切に行っていけるようになる、ということです。
ストレスがかかったときに、自分を冷静に見つめ、自分自身、そして、人との関わり方を見つめ直していくと、人がそれぞれ違った存在であることに気がつき、その相手の違いを無理に直そうとするのではなく、自分から関係性へのはたらきかけ方を変えていくことによって、関係性の質を高めていくことができるようになっていきます。
関係性の質をお互いに高めていけるような関係を持てる相手にめぐり逢えたら、最高ですね。
その相手は、自分がいったい、どんなことを心から求めているのか、どんなことを避けたいと思っているか、関係性になにを求めているのかについて、心地よい経験ばかりではなく、ストレスのかかる、あまり心地よくない経験も含めて、あらゆる経験を通じて、自分のことをありありと見せてくれると思います。
私は、自分自身のことも含めて、よく思うことがあります。
それは、人はどうして、関係性を求めるのか、ということです。
一人でいることを望む人も、関係性を求めている、と、私は思っています。
自分自身との関係性から逃れられる人はいないからです。
そこで、私は思いました。
どんな生まれ、育ちであろうと、どんな経験をしようと、私たちのPathは、Self Masteryにつながっている、と。
そして、そのために、関係性が存在しているのではないか、と。
もし、この地上に人間がたったひとりしかいなかったとしたら、その人が、どんなに高度な、優れた存在であったとしても、自分以外の存在がいて、関係性が存在するなかで育った人の成長度には、到底、かなわないのではないか、と思います。
だから、Self Masteryを追求していくには、関係性のなかに身を置くことが有効で、また、関係性のなかから自分自身、そして、関わりある人について理解しようとすることは、やがて、Self Masteryへと導かれる、ということではないかと思います。
"すべての人のPath(人生)が、Self Mastery(自分を知ること、自分を極めていくこと)へとつながっている。だから人は、違っていていい。"
このメッセージをテーマに、なにか書いてみたいという衝動が沸き起こり、今日の記事をしたためました。
では、どうして私たち人間は、Self Masteryへと誘われるのでしょうか。
この問いに対するこたえを、私はいま、深め、あたためているところです。
また別の機会に、お話したいと思います。
Good day!