最近、強く感じていることがあります。
それは、人生の味わいと深みがより一層増してきている、ということです。
四季にたとえるなら、秋の収穫を感じるような人生フェーズに入っている気がします。
より壮大な観点から言うなら、すべての転生を俯瞰して見るとき、今生の転生はまさに、すべての転生を統合し、すべての収穫をもちかえる時、そんな気がしています。
人生に味わいと深みを感じるのは、とりわけ、人との出逢いをとおして、なにか深い共鳴を感じる時です。
最近、なにか心に心配事があったりするときに自分の本質に問いかけてみますと、すべて、それは必要あって、必要なタイミングで、必要なことが起こっているのであり、なにも心配することはない。いま、その瞬間に集中せよ、というメッセージが返ってきます。
問いかけをすれば、必要な情報が、瞑想状態にあるとき、眠っているとき、ふとした瞬間に直感をとおしてやってくる、書籍をとおしてやってくる、など、かならず、最適なタイミングで、こたえは返ってきます。
私は、よほど考えすぎてしまい、感性のチャネルが詰まってしまったときは、フラッと旅に出るようにしています。
歩いたことのない街を、ちょっと目線を上空のほうに向けながら、ハートをひらいてフラッとしていると、いろいろなことを感じ、心が躍り、知る必要のあることがある時は、その情報を感じることができます。
最近、よくひとりごとのようによく想うことがあります。
それは、人生、いろいろあるけれど、いい人生、生かしていただいているな、ということです。
私の人生観がだんだん、ソフトに、穏やかになってきているせいか、いろいろなことがありましたが、人生を後悔しているということはなく、いつも、より明るき方向へと進んでいることを深いところで感じます。
私はあまりガツガツ物事に取り組む姿勢はないため、自分の限界に挑戦したり、死ぬ気でなにかに取り組んだりということはしたことはありません。
そういう体験を乗り越えて、ものすごい高みへと進まれる方たちをみて、すごいなぁ、と思うと同時に、なんでそこまでして... と、感じてしまう自分がいます。
私は私の特質を尊重して、人生の心地よさ、味わい深さ、深みを大切にしたいと想っています。激しさは、求めていないようです。
今日は、直感で思い立ち、書店によって読みたい本を買って、羽田空港に向かいました。
なんとなく、羽田空港の、流れを感じる空間で、読書をしている自分の姿を感じて、それが心地よく感じたからです。
自分への問いかけ、本当に私が感じたいと思っていること、見え隠れする葛藤... いろいろなことを感じる数時間を過ごしました。
羽田空港で一気に読んでしまった、よしもとばなな×ゲリー・ボーネル著 光のアカシャ・フィールド 超スピリチュアル次元の探求のなかで、ゲリーさんがばななさんに、人生で後悔していることはあるか、と問いかけている場面があり、私も同じ問いかけを自分自身にも投げかけてみました。
私の場合は、後悔していることはほとんど思い当たらないな、と感じましたが、ひょっとしたら、今生、転生したことを意識の深いところで後悔しているのかもしれない、とかすかに感じました。
どうしてかというと、これは最近、気がついたことなのですが、私の意識の深いところで、埋めようのない深い無価値感と虚無感を感じている気がするからです。
私が自分の感性を閉ざすことなく、繊細な感性を研ぎ澄ます方向で生きていることや、人生のリセットをかけ、そのなかで、みずからを癒す意味でのヒーラーとしての目醒めの時を過ごしたのは、そんな自分の深い無価値感と虚無感と向き合い、素直な自分を取り戻し、みずからを癒していく時が来ていることを強く感じたからでした。
それは、生涯つづく過程なのかもしれないのですが、そんな自分の本質とのつながりを回復していく人生というのは、本当に感謝に溢れ、美しく、味わい深いものです。
それは、私たちが転生という機会を与えられて、こうして生かされているからこそ感じられる、本質的な輝きと美しさなんだと思います。
このようなことを書くのは、私のなかで、陰と陽、闇と光の統合が進んできており、これまでは準備ができておらず、向き合えなかったなにかに、ようやく、向き合うことができるところまでくることができたからだと感じています。
私が最近よく、自分の内側に向かってかけている言葉があります。
それは、
"よくぞここまで生きてこられた"
という言葉です。
人生の転機にあって、いろいろなことを手放し、自分の身と心を軽くしていく時に来ている方は、どうぞ、この言葉、自分の内側に向かって贈ってあげてください。
"いろいろあったのに、よくぞ、ここまで生きてこられた。ありがとうございます"
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Today's Photo:
"すべては解放へと向かう"［仙台市天文台］(20th September 2009)
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